目指せ合格・アクチュアリー試験合格に必要な勉強時間について
アクチュアリー試験合格に必要な勉強時間
アクチュアリー試験合格に必要な勉強時間は、基礎学力によって大きく異なります。ここでは一般的なアクチュアリー試験対策の目安とされている勉強時間についてご紹介します。
アクチュアリー試験には基礎学力を問う1次試験と専門性の高い2次試験があります。1次試験に必要な勉強時間については、特に数学的な基礎学力に左右されることが大きいでしょう。
数学、生保数理、損保数理、年金数理、会計・経済・投資理論で構成される1次試験では、数学専攻者が有利です。
一般的に一科目当たりの勉強時間は200時間程度と言われていますが、数学専攻者の場合はそれより少なくても合格は可能でしょう。
しかし、文系出身で日本アクチュアリー会の正会員になっている人もいます。数学専攻でない場合は、200時間以上の勉強時間を確保できる勉強計画が必要かもしれません。
1次試験の5科目全てに合格すると専門2科目を受験する2次試験の受験資格があります。科目数の少ない2次試験では、総勉強時間数は1次試験よりも少なくなります。
ただし、基礎的な数学力を有する1次試験合格者であっても、1科目当たり300時間は必要なほど難易度の高い試験です。
また、アクチュアリー試験の受験者はほとんどが働きながら勉強を続けています。そのため、まとまった勉強時間を作るのが難しく、2次試験の2科目合格に数年かかることも珍しくありません。
実務経験や実務から得た知識は試験に役立ちますが、試験勉強の時間を作るのは容易ではないでしょう。
机に向かう時間以外も活用することが大事
社会人がアクチュアリー試験に必要な勉強時間を確保するためには、机に向かう時間以外も活用することが大事です。
暗記しなければいけない項目も多いので、通勤時間を暗記勉強に当てるのも良いでしょう。1年に何科目受験するのかを決め、200時間を目安に1日に確保できる勉強時間を算出しておくことも大切です。
社会人の場合は、1年で2科目程度が妥当とも言われているので、無理な計画を立てないことも勉強を続けるための秘訣です。
1年に1度のアクチュアリー試験に向けて、1科目当たり200時間勉強するのは決して難しくないはずです。モチベーションを維持しながら、効率良く勉強できる計画を立てることも合格のためには大切なことでしょう。
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