アクチュアリー試験の対策をするための教科書や参考書について
アクチュアリーの勉強
基礎科目と専門科目に分かれたアクチュアリー試験には、それぞれ参考書籍や問題集があります。
これらの書籍、過去問を解いておくことが試験合格に望ましいとも言われていますが、量が多いため余裕のある勉強計画が大事です。
アクチュアリー試験の基礎科目である1次試験
アクチュアリー試験の基礎科目である1次試験には数学、生保数理、損保数理、年金数理、会計・経済・投資理論の5科目があります。
数学は確率、統計、モデリングの3つに分かれており、参考書籍には基本となる問題が多く掲載されています。生保数理、損保数理、年金数理についても内容は基礎と応用です。
1次試験については、何よりも数学の基礎を抑えることが重要です。そのため、統計学などの入門書が勉強のためには必須であり、これを終わらせないと次には進めません。
逆に言えば数学専攻で基礎学力がある人なら次の演習にすぐ取り掛かれるとも言えます。
2次試験
2次試験では生保コース、損保コース、年金コースのうち、いずれか1コースを選んで受験します。それぞれのコースは、知識問題と論述問題の2科目に分かれています。
1次試験は数学的な基礎と過去問の繰り返しでほとんどの人が合格できると言われますが、2次試験はそれだけでは不十分です。まずは問題の傾向を知るためにアクチュアリー会発行のテキストを読み込むことが大事です。
また、法令に関する出題も多いため基本となる条文などの更新情報を常に確認する必要もあります。
論述問題に苦手意識を持つ理系出身者も少なくありませんが、実務知識や経験を元にすれば良い論述も可能です。少しずつ基礎を積み上げ、問題を解いていくことが大切なのは1次試験、2次試験に共通するポイントでもあります。
アクチュアリー試験のための教科書や過去問
アクチュアリー試験のための教科書や過去問は、日本アクチュアリー会のホームページで販売されています。随時改訂も行われており、改訂箇所が翌年の試験に出題されることも多いと言われています。
また、一般の書店では購入できない書籍も多いので、勉強を始める前には参考書籍リストに一通り目を通しておきましょう。
実務を行うための資格という色合いの濃い試験だけに、教科書以外の日々のニュースなども試験勉強には必須です。基礎を固めるためにも情報のアップデートは怠らないようにしましょう。
アクチュアリー試験の勉強には数学の基礎に加えて、時事問題に絡めた出題対策も必要です。教科書だけでなく関連省庁や法令についての情報収集ができるニュースも教材の一つと考えて良さそうです。
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