日本生命で活躍しているアクチュアリーの仕事内容とは
日本生命で活躍しているアクチュアリー
日本アクチュアリー会の正会員は約1500名ですが、日本生命にはその資格を持つ社員が100名以上在籍しています。
総資産では業界第2位、保有契約高では最大手となる日本生命で、アクチュアリーはどんな仕事をしているのでしょうか。
日本生命は、1889年創立の日本で3番目に古い生命保険会社です。多くの人にとって身近な存在である生命保険を扱う会社ということもあり、親しみやすさを感じる人も多いでしょう。
保険契約高が初めて業界首位になったのは1899年ですが、それ以降これを保持し続けています。収益の7割以上を保険料収入で占める日本生命は、保険商品の開発にも積極的に取り組んでいます。
こうした業務を行ううえでアクチュアリーの存在は欠かせないものです。適正な保険料の算定や将来的な保険金支払準備金の評価は、アクチュアリーの主な仕事となっています。
日本生命には多数のアクチュアリーが在籍
生命保険会社が保険金を支払うためには、会社が健全に運営されていることも重要です。日本生命のアクチュアリーは、50兆円を超えるグループの総資産の運用や財務状況の見通しを立てることも求められます。
会社として必要な事業計画とそれに関わる数理は、アクチュアリーの仕事の一つです。経営の企画にも携わるという点で責任も大きいですが、自分の実力を試し、経験を積むために最適な職場とも言えるでしょう。
社内にアクチュアリーが100人以上いるため、全てに関わることはできないかもしれません。しかし、国内でも大手の生命保険会社の経営に関わったという経験をどんな職場でも生かせることは確かです。
日本生命ではインターンシップやアクチュアリー候補生の採用を積極的に行っています。インターンとしてアクチュアリーを経験できる企業は、現時点でそれほど多くありません。
将来的にアクチュアリー試験合格を目指す学生にとって、この制度はかなり魅力的と言えるでしょう。ただし、アクチュアリー希望の就活生に人気が高いため倍率はかなり高めです。
社員の採用についてはアクチュアリーを含む3つのスペシャリティコースを設けています。働きながらアクチュアリー正会員を目指す人材の採用枠では、国外勤務を視野に入れた募集もしているようです。
日本生命には多数のアクチュアリーが在籍し、生命保険商品の開発や企業の事業計画などの分野で活躍しています。海外で活躍できるチャンスも増えているので、語学力を身に着けておけばさらに活躍の場を広げることも可能でしょう。
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